中古マンション 投資の正体が明らかになります
それで、この本でお示しするポートフォリオにおいても、少し洗練したものを提案できるようになりました。
ここで説明する「5分割ポートフォリオ」は、それほど難しいものではありません。
先ほどご説明したポートフォリオ理論を思い出してください。
ポートフォリオとは、リスクゼロの安全資産とリスク資産を組み合わせて、その人その人の状況に合わせ、それぞれの将来の目的に沿ったリターンを期待して考えるものでした。
それをあなたも実践するのです。
あなたは生活防衛資金をリスクゼロの安全資産ですでに確保しています。
生活費2年分の預金もしくは国債(担保として借り入れが可能)を手にしているはずです。
そこでいよいよ本格的な財産形成の段階に移ります。
預金以外のリスク資産の運用を始めるわけです。
いきなり株ということでも決して悪くはないのですが、とりあえずはポートフォリオ理論を復習することを目的に、おカネを4等分してリスク資産に投資することを考えましょう。
この本における「5分割ポートフォリオ」の対象は、これまでに蓄えた銀行預金(=生活防衛資金)に、外貨MMF(もしくは外国為替証拠金取引)、日本株式、外国ETF、日本国債の4つを加えた5つになります。
もともと投資理論の専門書には、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、その他という5分割の考え方が解説されていたのですが、かつて『投資戦略の発想法』を執筆した時点において、個人投資家がそれを実践することは容易ではありませんでした。
教科書やマネー誌に書かれている内容とは異なり、実際に投資する場合は、買えないとか売れないという場面によく出合うからです。
現実の金融商品には、流動性が低いものが少なくないですし、筋悪の商品や筋悪の業者も多いのです。
わたしは、金融にそれほど詳しくない個人投資家は流動性が高く時価がはっきりとわかるものを中心にポートフォリオを作るべきだと考えています。
なぜなら、流動性が低くて時価がわかりにくいものは、金融業者に編されて大損する可能性が高いからです。
特にセールスマンが一生懸命勧めてくるものについては十二分に注意すべきです。
ですから、わたしは投資の初心者に対して、中国やベトナムの個別株式への投資を決してお勧めしません。
そういう高度な投資は、もっと経験値を高め、リスク許容度を増して、自分なりの投資哲学を身につけてから始めるものです。
マネー誌などでは、「次に来るのは、BRICSだ」などと書かれています。
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